暑中お見舞い申し上げます - 医療法人社団 いずみ会 メディカルはば伊豆高原
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暑中お見舞い申し上げます

2026.08.05

最近では「温暖化」・「猛暑」は聞きなれた言葉です。今年は世界各地で熱波による自然の異変や、生活スタイルの変更を強いられています。日本の夏は今や、夏を超える夏”第5の季節”が到来していると言う専門家もいるそうです。

フランス・パリでは、自宅にエアコンを持たない家庭が多く、連日の猛暑で家電売り場にエアコンを求めて殺到する人が多いそうです。元来、パリに住む人たちはエアコンの室外機からでる熱風そのものが、街の外気温を上げるという考えから、住人の間ではエアコンを必要悪と捉える風習があるそうです。しかし、この夏はどこの家庭も炎天下を避けて窓のカーテンを閉め切り、パリっ子が大好きな店の外で昼間から飲食を楽しむ習慣も影を潜めているそうです。また、日傘をさす習慣もなかった人達が、日本人女性がさしていた日傘を見て、「ナイス、アイデアだ」と、絶賛して真似ているそうです。大統領選挙を控えたフランスでは、現職マクロン氏の”エアコン不要論”に対し、公共施設(病院や学校など)へのエアコン設置を後押しする”エアコン押し押し論”の候補者も現れ、これからの生活スタイルの見直しを迫られているようです。

今夏から、外気温40度を超える日を「酷暑」と呼ぶそうです。いかにも辛そうで、実際に体験すると言葉にもならない体感温度だそうです。人間の体温より高いので、猛暑が続くと身体の脱水状態が解消されにくく、脱水化、そして熱中症へと身体は変化していきます。熱中症の予防策は既に皆様もご存じの通り、さまざま取り組まれていることと思われます。熱中症要因の一つに睡眠不足が挙げられます。暑さの中、質の高い睡眠に気を配っていらっしゃる方も多いことでしょう。睡眠の役割の一つは、交感神経と副交感神経を上手に切り替えてくれることです。睡眠不足になると、この機能が促されず、自律神経が不安定となり易く、体力低下を招き、熱中症のリスクも上がります。

心や身体のストレスを多く抱えやすい季節です。私の場合、寝不足で「つらいな」と思う時は家の近所の路地にでて、風の抜けやすい場所を探すようにしています。熱風しか来ない時もありますが、日陰で風にあたって「気持ちいいな」と思える時は気分が”スーッ”とします。また、好きな景色の場所も大切にしています。例えば通勤途中の車内から見える水平線に広がる海原の朝景は絶叫したくなる気分になります。心のストレスを解消するだけでも自律神経を落ち着かせることになると思い、暑さに負けそうな自分自身を奮い立たせる時間を大切にしています。皆様も、そのような時間を自宅のテレビで旅番組を楽しんだり、本や写真集を見ながら、自分の「気持ちいい」を探してみて下さい。ご家族のアドバイスをもらいながら、ご自分なりの”この夏”を過ごす方法を見つけてください。

文責 リハビリテーション科 吉和田 裕資