
2015.12.03
ケアマネジャーの松田です。
早いもので気が付くと12月。今年もあとわずかですね。
さて、今回は最近ニュースでもよく耳にする “高齢者の方の運転”について少しお話させていただきたいと思います。
高速道路の逆走。「また、逆走があったの!!」と言うくらいニュースになっていますね。
今年の1月にも軽乗用車を運転していた83歳の男性が首都高を逆走し、大型トレーラー
や大型トラックと衝突し死亡するという事故が発生しました。死亡した男性は認知症の
疑いがあり家族が行方不明届を出していたそうです。
運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーは、高齢者講習の
前に講習予備検査というものを受ける必要があります。
講習予備検査とは記憶力や判断力を測定する検査で、時間の見当識、手がかり再生、時計
描画という3つの検査項目について検査用紙に記入を行うそうです。
検査の結果、「記憶力・判断力が低くなっている」との結果であっても、運転免許の更新は
できますが、信号無視や一時不停止などの特定交通違反を更新の前に行っていた場合また
は更新後に行った場合は、警察から連絡があり、専門医の診断を受けるか主治医の診断書を
提出する事になります。認知症であると診断された場合は、免許が取り消されます。(警察庁ホームページより引用)
伊豆では車の運転が生活の一部になっている方が多くいます。私も母と「事故を起こす前に
ある程度の年齢が来たら免許返さないとね。でも買い物や病院が困るよね。」とよく話をし
ます。そうなんです。買い物へ行くのも一苦労。“高齢になったら運転しなければいい”と
一言で済む問題ではないんですね。お年寄りも子供も、みんなが生活しやすい環境になれば
いいなと思う今日この頃です。
追記 冬本番!!今年は雪の状況はどうでしょう。そろそろタイヤの交換など、車も冬支度
ですねー。路面の凍結など、運転注意していきましょう。
ケアマネ科
松田 知紘