寒さと血管障害 - 医療法人社団 いずみ会 メディカルはば伊豆高原
メニュー

寒さと血管障害

2022.02.05

気温が低くなってくると、体内の熱を逃がさないように交感神経が刺激され、血管が収縮する為、血圧が上がります。
そこに食べすぎ等で脂質や糖質が高く血液がドロドロでプラークが出来ていると血管の梗塞が起こりやすくなり、
詰まる場所によっては、心筋梗塞や脳梗塞の危険もあります。
 その他にも温度差で起こるヒートショック(血圧が、上下することで、心筋梗塞、脳梗塞を引き起こすことです)
も心配です。
 ヒートショックを防ぐには、①浴室と脱衣所、廊下等の外気に近い場所と部屋の温度差を少なくする工夫が必要です。
②食後や飲酒後は血圧が下がりやすくなるので、1時間位は時間をあけたり、③湯温を41度以下に設定し温め過ぎない
④入浴前後で水分を摂取する等の対応をとる事で防ぎましょう。

血管の心配な方は頸動脈エコー等で動脈硬化の状態を調べる事が出来るのでご相談下さい。

 技師の独り言・・

まだまだ寒さが厳しいですが、暦では節分、立春と続いてやってきます。春といえば出逢いと別れの季節です。
当クリニックでも沢山の出逢いと別れがありました。始まる時はとても嬉しく思いますが、色々な事情で離職した先生方やスタッフ、来院出来なくなった患者様を思い出すと、感傷に思いを寄せることもあります。
コロナの第6波がやってきているなか、寒空のもと、今は会えなくなった皆様方も頑張っているのだと思えば出逢った事に
感謝すると共に自分もしっかりしなくてはと気持ちを切り替える今日この頃です。

イラストで解説】ヒートショックとは|症状・原因や入浴時の予防・対策法まで紹介!|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン